2nd Shanghai Incident 第二次上海事変は、間一髪の差で通州事件の二の舞を避けられたが、実は危機的な状況だった
Amazonの書評では、タイトル詐欺と批評されている本ではあるが、47事変の発端となった第二次上海事変で、計画的に先制攻撃を行ってきた装備優秀で訓練も行き届いた国民党軍相手に、日本の居留民を守る海軍陸戦隊のみならず、援軍に赴いた帝国陸軍でさえ如何に危機的な状況に陥っていたかが、良く判る本。
47事変は、中共や国民党軍など、チャイナ側からの都度重なる挑発、テロ行為、残虐行為により引き起こされ、日本側から手を出したわけではない事は、今や周知の事実となっている。
中でも、日本の正規軍が苦戦を強いられた第二次上海事変を描いた戦記物が、この本。
もともとのタイトルは、「日中戦争はドイツが仕組んだ」というもので、当時は日本とドイツが決して良好な関係ではなかったことが窺える。
激しい戦闘の描写を通じて、日本側が計画的に大陸を侵略したなどという戯言が、GHQ史観に毒された売国奴の虚言であることが、良く理解できる本。